カテゴリ:いよいよ老後
★これを幸せと言わずに何を幸せと言うの? 20年前、腎臓がんで右腎臓の摘出手術が終わり「これからも 何でも好きな事をしていいんだよ」と主治医に言われて退院し たの。その時に「先生、5年生存率はどのくらいですか?」と 訊いたのよ。 先生は「貴女にとって生存率はゼロか100%なんだからそんな 事は気にしなくて良いんだよ!」と言われました。 その話はすっかり忘れて生活していて、10年後の検診で「10 年経ったので完治ですよ。今度もしガンが出来ても新しいガン で再発ではないよ」と言われたわ。 ホッとしたわよ。がん患者は退院後も再発の事は、時に触れ気 になるの(呑気な私でさえも) 退院時の先生の言葉を思いだして私は100%の方だったんだと 思ったわ。 再発してたらゼロ%だった訳で「再発したらリンパに回るから 治らない」と言われていたのよ。 平均なんて気休めで本人にとっては二分の一なのよ。 「リンパにも転移していたので取り切れないないと言われ たんだよ」って号泣してた事を夫の葬儀の時に親友から聞いた わ(私、愛されてたのかな) 私の命が長くないと思った夫に優しくされて超ラッキーだった けど「再発詐欺」も長続きしなかったわね(残念!) 先日、がん研究セーターから生存率が発表されました。がんも 早期だったら心配ないわね(本人は心配するとは思うけど) 私の友達にも前立腺ガンの方が数人いるし、大腸がんの人もい るけど進行も遅いし普通に楽しく生活してるわよ。 (治療には辛い事もあるけれど…) 夫は進行性の食道がんⅣ期だったので余命は短かったの。 10年以上前から喉の異常をキャッチしてたけど(今思えばだけ ど)丈夫な人だったし、頑張りやが災いしたわ。 古いデーターですが… ↑2021年4月のデーター 気にしないと言っても参考にはなりますね。私はⅣ期だったん だけど完治したのは感謝だわ(何に感謝だか分からないけど) 余談だけど… 手術の翌朝、集中治療室で目を覚ましたら枕元で看護師さん 同士の会話が聴こえてきたの 「〇藤先生はまだ来てないわね」 「あの先生良く遅刻するわよね」 「でもさ~素敵だよね」 「優しいしね」 そうなのよ、中年でグレイヘアで鼻の下にお髭があって。私 も素敵だと思って通院したし、入院中の回診が楽しみだった わ。 痛みに耐えながら話に参加してたわ(心の中でね) 「二つある臓器を摘出しても、残った一つが二つ分頑張るから 大丈夫なんだよ」と優しく言ってくれたのも〇藤先生よ。 医者も腕と一緒に顔も好みだと嬉しいな~(冗談です) 私ね、入院生活は最高に楽しかったの。退院が淋しくてさ~ だって、皆と仲良くしたし。 年配になってからの病気としては、死を向かえるには「癌」は 良い選択肢になると思ってます(失礼だったらゴメンナサイ) どうせ限られた余命なら、私は知りたいもの。人に掛ける迷惑 も最小で済むかも知れないし(夫みたいに…) 私の最後って? どんなかな? それだけが心配で死にたいぐらいよ。 ポチっと押してくれると 喜びます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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